海水水槽では水流ポンプは命綱!ポリプの開きにも影響します
海水水槽、特にサンゴを飼育するうえで非常に重要なのが水流です!
サンゴは魚と違って自由に動けるわけではないので海水中の栄養分を取り入れるためには水流が非常に大事になってきます
サンゴごとに求める水流の強さは異なってくるんですが、自然の海の水流を再現できれば一番ですね!
これは非常に悩みどころですし、そのための機器はたくさんあります
私自身45cm水槽の時はネワウェーブという水流ポンプ+回転式フロー等を使用して水流を作ろうとしていたんですが、やっぱり単調な水流しか作れずポリプの開きも今一つ…
ですが今回はそんな悩みを解消してくれる新しい水流ポンプを購入しました!
始めに言っておきます!水流ポンプに悩んでいる人はコレを選べば間違いないです!
フォルス ウェーブメーカーWMP8000Rです!
メーカ名がフォルスだったりJabaoだったりするのでややこしいですが(笑)
規格上は60cm水槽以上用ですがこれ一台でも90cm水槽でも十分すぎるほどの水流が作れます
フォルス ウェーブメーカーは水中ポンプにコントロールユニットが付いていて、このユニットを操作することで水流の強さや間欠運転の時間などを調整することができるんです
私が今まで使っていたネワウェーブやコラリアナノだと水流の強さは調節できましたが数秒ごとにON・OFFを繰り替えす間欠運転には別途コントロールユニットが必要でした
このWMP8000Rはそれが一体式になってる分配線なんかもスマートですね
私の水槽では自作のライトスタンドにコントロールユニットを取り付け使用しています
ユニットはかなりコンパクトで両面テープも初めから貼っているので取り付けは非常に簡単です!
操作は少し複雑そうに思えますが実際使ってみると非常に簡単です
ここが凄い!WMP8000Rのコントロールパターンと特徴を紹介!
水流の強さは10段階
水中ポンプで大事なのが水流の強さ(流量)ですが、WMP8000Rは10段階の調整が可能!
流量幅は700L~8000L/時で操作できます、この10段階はコントロールユニットのスピードボタンを押すだけで操作できるのでわざわざ水槽に手を入れなくても操作できます!
二種類の間欠運転が可能
連続運転だけでなくON/OFFを繰り返す間欠運転も可能です!
特にON/OFF時のノイズもほとんどなく魚たちがおびえることもありません
また単純にON/OFFを繰り返すモードだけでなく流量が30%~100%の間で変動する特殊なモードも選択可能で水流作りに幅が出せます!
この二つのモードはそれぞれON/OFFを切り替える時間(動作間隔)をコントロールユニットのノブを動かすことで調整できるので、小刻みな揺れや流量設定と併用して大きな長い揺れも作ることができます!
自然の海を再現したランダム水流パターン
このモードはメーカーが自然の水流を研究して作ったモードでランダムな水流を自動で作ってくれます
ただしこちらのモードは流量調整・動作間隔は変更できないので水槽によっては水流が強すぎる場合もあります…
我が家の水槽では水替え前に使用して普段では止水域になっている可能性がある部分にも水流がいきわたるように工夫しています
エサやり時に超便利!「フィードモード」
魚にエサをあげる際には水流ポンプを止めるのが一般的ですが、この水流ポンプでは
「フィードモード(Feed Mode)」
というものがありまして、これはコントロールユニットのボタンを押すことで10分間だけポンプが停止する機能です
10分経過すると自動でそれまでの運転状態に戻るのでスイッチの入れ忘れも気にする必要がありません
今までの水流ポンプだと再起動を忘れたりすることもあったのでこれは非常に便利な機能です
夜は魚に安らぎを…ナイトモードを任意で設定可
自然界では魚は夜になると流れの落ち着いた場所や岩場で寝るそうですが水流ポンプをつけっぱなしの水槽ではそうはいかないですよね…
かといって夜にいちいちポンプを止めるのも面倒だし…
そんなときに便利なのが ナイトモードです!!
これはコントロールユニットに搭載されている照度センサーによって夜になると自動で最低出力の定速運転に切り替わるモードです
当然コントロールユニットが水槽の照明に当たる位置にないと上手く使えませんが、このモードを使用すればプログラムタイマーの照明と連動して水流を切り替えることができます
少し驚いたのがこのセンサーがなかなか優秀で、水槽の照明は落ちたけど部屋の照明を点けている状態でもちゃんと機能してるんです!
コントロールユニットの置く位置が良かっただけかもしれませんが、ちゃんと水槽内は夜の状態を作ってくれます!
基本は4つのモードから選択する!
以上のようにいろんな機能がありますが基本的には 以下の4つのパターンの中から選んで使用することになります
②間欠運転(ON/OFFの間隔・流量の調整可)
③流量が30~100%の間で変動する非停止型間欠運転(間隔の調整は可能だが流量の調整は不可)
④ランダム水流(調整不可)
電力は20Wとそれなりですが、周波数は選びませんしアダプターも必要なし!
他にも複数台使用して同期させるモードも搭載しています。
残念なのが③の流量変動パターンで水流の変動幅が調整できれば文句なしだったんですがね…
私は最大流量の間欠運転で使用していますが今までの水流ポンプでは作れなかった自然界さながらサンゴのポリプがゆらゆら左右と揺れる水流が作れたので非常に満足しています!
特にエサやりのフィードモードとナイトモードは便利!
ナイトモードで魚達も夜間はゆったりとした流れで休むことで病気予防にもつながることを期待しています!
エサやり用のフィードモードもめちゃくちゃ便利です!
最後になりますが、水流ポンプは多くの種類があって値段も機能も様々です
私は今まで比較的安い水中ポンプを使用していたんですが今回思い切ってこのWMP8000Rを購入しました。
値段的には水槽よりも高いですしね(笑) でも今まで購入した水流用品の総額に比べれば安いんですよね…
単純な水中ポンプに間欠運転をさせるためのコントローラ―だけでも結構な値段もしますし、それを後付けしてもポンプによってはON/OFF時にガリガリってノイズがしたり…
そう考えると流量700~8000まで調整可・間欠運転+他の機能も満載でこの値段はかなりお得だと思いませんか?
同じスペックの水中ポンプとコントローラーをバラ買いすればかなり費用はかさみますし
大きさはコラリアナノを1回り半くらい大きくした感じですが90cm水槽だと圧迫感は感じないですね、見にくいですがこんな感じです
長くなりましたが個人的には水中ポンプや水流の作り方で悩んでいる方にはかなりオススメだと思います
買う前には水流にこの値段は…って感じでしたが今まで見たことのないほどポリプを出しているサンゴ達を見ていると買ってよかったと思いましたね!
またこの水中ポンプは出力ごとに4種類あって4000・8000・15000・20000という感じでそれぞれ最大流量の数値になってます
私は今回8000を購入しましたが水槽の大きさごとに選ぶのがいいと思います、機能的にはほとんど変わりませんので!