海水魚とサンゴ等の違い「脊椎動物」と「無脊椎動物」の注意点

今回は水槽で飼育する魚とサンゴなどの違いについて「脊椎動物」と「無脊椎動物」という分類を大まかにですが勉強していきます

飼育する生体によって水槽で使用する機材や注意点などが大きく変わってきますので、海水水槽をされる方は是非知っておいてください

水槽内の脊椎動物と無脊椎動物について

海水水槽で飼育する生体についてですが

大きく分けると「脊椎動物」と「無脊椎動物」に二分されます

 

普通の海水魚は「脊椎動物」という分類になり、簡単に言うと背骨がある生体の事です

一方サンゴやイソギンチャク、貝類、甲殻類などの背骨を有しない生体は「無脊椎動物」に分類されます

 

水槽飼育ではこの分類を知っておかないと困るケースが多々出てきます

・例えば飼育している魚が白点病などの病気になった際は「魚病薬」というものを使用することがありますが

 

薬によっては脊椎動物には効果があっても無脊椎動物には有害なケースが多いです

「無脊椎動物には使用しないでください」という注意書きがある場合は注意しましょう

魚のみを飼育している(底砂やライブロック無し)の脊椎動物しかいない水槽の場合は魚病役を直接水槽に投入することもできますが

サンゴやコケ取り貝などを入れている水槽では治療したい魚を捕まえ、別の隔離水槽で薬を使用しなければいけません

 

またライブロックを使用している水槽も同様の配慮が必要です

底砂とライブロックがもたらす効果と注意点

でも書いたのですが「ライブロックは無脊椎動物」であるという観点からも魚病役や添加剤の投入には注意が必要です

 

水槽では魚だけでなく、いろんな生物が住みながらバランスを保っていますので脊椎動物しかいない水槽であっても薬品を使用する際は隔離水槽を使うことをお勧めします