失敗しない水槽の選び方!水槽の選定は最初が肝心!

~水槽の選び方~

アクアリウムを始める際の水槽の選び方!

まず海水水槽を始めるうえで最初に決めることとして使用する水槽を選びましょう!

・玄関等やリビングなどの共用スペースであれば多少の水音が出ても大丈夫でしょう(家族の了承が必要かもしれませんが…)

 

・自室や寝室であれば音の対策や照明時間等を考慮する必要があります

 

・窓際等日光が当たる場所や気温の影響を受けやすい場所は水温管理が重要になります

  まず最初は家のどの場所に水槽を置くのかを決めましょう!

置き場所を決めたら次は水槽の大きさを考えよう!

お次は水槽の大きさですが、私自身初めて立ち上げた水槽はエーハイム30cmキューブハイタイプの水槽でした

幅・奥行30cm 高さ40cmの小型水槽です(確か2000円台でした)。

私がこのサイズを選んだのは単に 「この小ささなら自室に置けるし、安いし、案外水槽って場所とらないんだな~」 という考えからでした…

Jpeg

  当時の30cmキューブハイ水槽です(写りが悪いですが…)

立ち上げ自体は問題もなく、魚にサンゴも飼育できていたんですが、やっぱりサイズ的に物足りなく感じるんですね…

ポリプが満開のサンゴや大きくなっていく魚たちを見ているとどうしても水槽のサイズアップという形になっていきます

その後45cmハイタイプに変更したんですが、サイズアップすることのデメリットとして飼育機器の更新・買い足しが必要になってくるんですよね…

照明・ろ過装置・底砂・ヒーターやライブロック等でコストがかさみますし、それまで使っていた器具も使い道があればまだいいんですが、ない場合は押し入れで眠ることになったり…  

要するに小型水槽はよっぽど飼育する生体やその後のビジョンを見据えていなければ、後々結局サイズアップすることになるのであまりお勧めはできません

 

・以上のことを踏まえてもう一度水槽のサイズを検討してみましょう

多くの先人アクアリスト達も初めての方には幅60cm以上の水槽をすすめていますし、過去の失敗から私も幅60cm以上の水槽をお勧めします!

また、ほかの理由としては単純に水量が多い方が水質変化への許容量が高いからです

(家のお風呂に500mlのコーラを入れるのと、25Mプールに入れるのでは濁り方が違いますよね? 当然お風呂の方がコーラの味がするでしょう)

また60cm水槽は需要も多いためかマイナーなサイズの小型水槽より安かったり、照明など60cm規格の器具も豊富で安いです。←(これも大きなメリット)  

30cm水槽も実際に始めてみると水槽用品や何やかんやで意外と場所を取りますので、せっかくなら模様替えがてらもう少し水槽スペースの確保をしてみましょう!  

水槽の材質と重量について

水槽のおおよそのサイズが決まれば次に水槽の材質を決めましょう。

・メジャーなものはガラス水槽です!安価で傷もつきにくく鑑賞面の清掃がしやすいです、しかし重量が重いのが難点です

・次にアクリル水槽ですが透明度が高く、重量も軽いのが特徴です、しかしこちらは材質的に傷がつきやすいため苔取り掃除などの際には気を使います

またガラス水槽と比べて同じサイズでも高価になります

 水槽の重量に関して

 

水槽の重量に関してですが、一般的な60cm水槽(60cm30cm36cm)水槽に水を満たした場合の重量はおよそ60kgと言われています。

水槽を既存の家具の上などに設置する予定の方は一度重量に耐えれるかの確認をしましょう。 特に床との接地が脚状のものは荷重が集中してしまうので要注意です

また市販の水槽台を使用される方でも90cm以上のサイズになってくると設置面積を増やし荷重を分散するなどの必要も出てくるかもしれません

 一般的なマンションの場合、建築基準法施行令というもので床の耐荷重は最低基準で「180kg/㎡」と定められていますので、一つの目安と考えて重量の確認も行いましょう。

フレーム付水槽について

最後にフレーム付水槽に関して説明していきます12297-1

「フレーム水槽・枠付き水槽」などともいわれますが、要は水槽のふちにフレームをつけることで水槽の強度を高くした水槽のことです

逆にフレームのない水槽を「フレームレス水槽」と呼ぶこともあります

基本的にガラス水槽は四面のガラスをシリコンを使用して接着しています このシリコン接着だけでも水槽からの水圧に耐えることができますが、フレーム(枠)をはめることでより安全な水槽になっています

しかしデメリットとしてはフレームがあることで照明など一部の機器を取り付けられないことがあるので注意が必要です

フレーム付水槽の多くは幅60cm~以上の中型・大型水槽になりますのでこのサイズの水槽を検討している方はどちらかを選択する必要がありますね

個人的にはやはり90cmを超えてくると水漏れが発生した際のリスクからフレーム付水槽をおすすめしたいと思います!

水槽の選び方は以上で終わりです、置き場所・大きさ・材質・強度  

自分に合った水槽はイメージできたでしょうか? 次回は水槽のろ過に関して解説していきます!