失敗しない初期費用3万円で揃える海水水槽の飼育用品
第二回の内容はこちら
・失敗しないために初めに購入する物
・低予算かつ今後の拡張性のある物
・余計な物を買わず必要な物を正しく選ぶ
海水水槽を始める時、私も最初は何が必要か分からず余計な物を購入してしまい後悔しました…
その経験を踏まえて「最初に必要なもの」をリストにしてみました
これらが海水水槽を始めるために最初に必要な用品です
海水水槽はセッティングしてから数週間は海水の中の微生物を育てる「水作り」の期間が必要になるので魚やサンゴは最初に買ってはいけません
この水作りを疎かにするとせっかくの魚やサンゴもすぐにダメになってしまうので楽しみは後に取っておきましょう
安価でオススメな初めに買うべき飼育用品(チャーム通販)
海水水槽を始める上で一番初めに購入すべき飼育用品を載せていきます
通販で必要な物をまとめて買うことで送料を節約できますし
楽天ポイントも溜まりますので、水作りが完了してから生体を購入する際や別途必要な物が出てきた際に資金の足しにできます
楽天ポイントは無料で作成できる楽天アカウントを持っていればOKですので、今後の水槽維持費節約のためにも活用しましょう!
水槽本体(30㎝水槽)2700円~
高さが36㎝あるのでスペースそのままに水量が増やせてオススメ
水槽本体(60㎝水槽)3000円~
定番ながら格安で1年保証が付いている60㎝水槽です
水槽背景用バックスクリーン 500円~
バックスクリーンとは水槽の奥面に貼り付ける壁紙のようなものです、器具の配線を隠して水槽をかっこよく見せるアイテムです(水槽サイズに合ったものを選びましょう)
水槽台 3000円~
水槽を設置する専用の台です、下部に機器収納スペースがあったりと便利です
既に水槽設置用の台がある方は不要ですがカラーボックスやアルミラックなど強度が不安なものを使用するのは危険です
簡易的なラックですがタペストリーなどで自由に装飾できます
扉付きはお値段がしますが飼育機器を隠せるので水槽全体がぐっと引き締まります
フィルター 3000円~
海水を循環させ、内部のフィルターでろ過する装置です
様々な種類がありますが水槽のカスタマイズ性を加味すると「外部フィルター」がお薦めです
30㎝水槽であればメガパワー2045でも事足りますが予算があれば6090を使ってもいいでしょう
・60㎝水槽ならこのサイズ 消耗品の付属もついてくるのでお得です
照明器具 5000円~
水槽の照明は重要です、サンゴなどは光合成を行うため適切な照明器具が必要になってきます
適合サイズのLED照明器具であればマメスナギンチャクなどのサンゴが飼育可能です
せっかくの海水水槽ですのでブルー色が多めの照明を選んでいきましょう
・30㎝水槽用 最近発売されたアクロのLED照明、色味もブルー・ホワイト切り替え可能でコスパがGOOD
・60㎝水槽用
・決まった時間に水槽照明のON/OFFを、プログラムタイマーを使おう
・Wi-Fi環境があるならスマホで設定&操作ができるスマートプラグがオススメ
底砂(ライブサンド) 1500円~
底砂は水槽の底に敷く砂のことです、粒の大きさも種類がありますが細かすぎると水流で舞うため適当な物を選びます
あらかじめ微生物が住み着いた「ライブサンド」というものを使うと水作りの過程が短縮できるのでおすすめです
30㎝水槽で3リットル、60㎝水槽なら6リットルあればちょうど良い厚さに砂が敷けます
ライブロック 2800円~
ライブロックは簡単に言うと「岩」ですが、多孔質(細かい穴が多い)で水質を維持してくれる微生物が沢山付着した岩です
こちらもライブサンドと同じく水槽の立ち上げを早めてくれます
水槽の大きさにやレイアウトで必要な量は変わりますが、最初は少なめで後から様子を見て追加する方がいいでしょう
水槽用ヒーター 3000円~
秋から~春までは水槽の温度を維持するため水槽用のヒーターが必要になります
お手頃な温度固定式(26℃設定)や設定温度を調整できるサーモスタット付きのタイプなど種類があります
飼育する生体によって好みの温度が変わるので調整式がおすすめです
万が一ヒーターが故障した際などに備えて二つあれば万全です
30㎝水槽ならこのサイズ
60㎝水槽ならワンサイズ大きめのものを選定しましょう
クーラーorファン 3000円~
ヒーターとは逆に夏場は水温を下げる必要があります
初期費用を抑えるのであればエアコンの設定温度を29℃程度で維持し、水槽用ファンで冷やすのが良いでしょう
ただしファンの音や水足しの頻度を考えると水槽用クーラーを購入する方がベストです
・私が現在使用している水槽用クーラー、お値段は張りますが効果は流石です
水槽用クーラーはオークション等で中古品を探せば結構安く買えたりします(動作保証が怖いので新品が一番ですが…)
海水の素(人工海水) 1700円~
海水の素とは「人工海水」とも言われ、水道水に一定量溶かすことで自然に近い海水を作れるものです
ただの塩ではなく、海水に含まれるミネラル等をバランスよく含んだ専用のものなのです
また多少値が張りますが「天然海水」という実際の海水もチャームさんで購入でき、これを使うことで水作りの過程をさらに短縮することもできます
・チャーム限定の天然海水、30㎝水槽なら20リットル 60㎝水槽なら50リットル程度必要になります
底砂とライブロックの入れる量で必要な水量が変わるので初めは人工海水が良いでしょう
比重計(海水濃度計) 1400円~
人工海水で海水を作る時に必須です、水の中にどれぐらい塩分が含まれているのかを確認できる機器です
「1.023」を基準に海水を作りましょう
計量はかり 1000円
人工海水を作る際にあると便利なのが計量はかり
キッチンスケールとも呼ばれますが、初めて人工海水を作る際には必須です
水温計 500円
水温確認は非常に大切です、そのためにもデジタルの温度計を見やすいところに設置しましょう
水換え用具・その他
定期的に必要な水槽の水換え作業、これらを手早く済ませるために専用の用具を使うと楽ちんです!
・魚やサンゴを導入する際に必須の水合わせキット、バケツのおまけつきで500円
|
まとめ
かなり長くなりましたが、海水水槽を始めるにあたって最初に購入すべき飼育用品は以上になります
海水水槽を始めるには「水槽の設置→水作り→魚やサンゴの導入」という手順で進めるのが大切です
焦って一度に生体などを購入してしまうと最悪の場合には水槽環境が崩壊し負のループで取り返しがつかなくなります…
大事な魚たちを育てるためにも焦らずゆっくり環境を作っていきましょう!
次の記事ではこれらの用品が届いた後の水槽立ち上げ方法を紹介していきます